書籍紹介

バイデンのアメリカ その世界観と外交

バイデンのアメリカ その世界観と外交

神保 謙(共著)
出版社 東京大学出版会
ISBN 978-4-13-033303-0
価格 本体2,500円+税
発行 2022年4月初版

神保 謙

神保 謙

Ken Jimbo

主任研究員

[研究分野]
外交・安全保障

概要

トランプ前アメリカ大統領を僅差で破り、2021年1月に就任したバイデン大統領。就任2年目を迎え、バイデン政権は内政・外交ともになにを目指すのか? 超大国アメリカの実像を気鋭の研究者が読み解く、アメリカ研究の最前線。

目次

はじめに(佐橋 亮)

I バイデン政権の世界観
 バイデン政権の世界観と外交(植木千可子・高橋杉雄・鈴木一人)
 バイデンの非・世界観外交(中山俊宏)
 内政と連動する外交――「中間層外交」を中心に(渡辺将人)
 民主主義重視が意味することとは?(市原麻衣子)
 ミドルクラスのための経済安全保障(鈴木一人)     
 多中心的な気候変動ガバナンスにおけるアメリカの国際協調外交(西谷真規子)    
 介入しないアメリカ?――新しい世界関与の模索(三牧聖子)    
 民主党政権の価値重視外交はどこからくるか(岡山 裕)                      

II バイデン外交の実像と世界の対応
 アジアと世界はどう変わっていくのか(白石 隆・江藤名保子・佐橋 亮)
 大戦略の漂流――冷戦後アメリカの大戦略と対中政策(前田祐司)
 冷戦終結後の米軍の兵力計画の変遷
   ――中露との戦争を想定した計画への移行と今後の展望(福田 毅)
 日米関係の第三の転機――中国と国際秩序をめぐって(佐橋 亮)               
 バイデン政権下の米韓関係(辛星昊/益子賢人訳)
 バイデン政権と東南アジア――米中対立の「アリーナ」(神保 謙)
 バイデン政権と欧州――米欧関係はいかに変容し、どこに向かうのか(鶴岡路人)     

おわりに(鈴木一人)