イベント開催報告  エネルギー・環境

CIGS エネルギー環境セミナー 「イノベーションはなぜ途絶えたか-科学立国日本の危機」

2017年6月20日(火) 16:00 ~ 17:30 開催
会場:キヤノングローバル戦略研究所 会議室3

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(左から山口氏、芳川氏、杉山氏)
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(左から山地氏、木村氏)

開催概要
題目:「イノベーションはなぜ途絶えたか-科学立国日本の危機」
発表者:山口 栄一(京都大学 大学院 思修館 教授)
開催趣旨説明:芳川 恒志 (キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹)
モデレーター:杉山 大志 (キヤノングローバル戦略研究所 上席研究員)
ディスカッサント:山地 憲治(公益財団法人 地球環境産業技術研究機構 理事)
           木村 宰(電力中央研究所 主任研究員)


開催趣旨
 かつて「科学立国」として世界を牽引した日本の科学とハイテク産業の凋落が著しい。経済の停滞にとどまらず、原発事故のような社会への大打撃を招きかねないイノベーションの喪失。その原因は企業の基礎研究軽視のみならず、政策的失敗にもあったことをベンチャー支援策に成功した米国との比較から解明する。さらに科学の発見からイノベーションが生まれる原理を明らかにし、日本の科学とイノベーション復興に向けた具体的な処方箋を示す。


プログラム
ProgramPDF:292KB


発表資料
山口栄一 発表資料PDF:3,158KB


発表者紹介
山口 栄一
 1955年福岡市生まれ。イノベーション理論・物性物理学。京都大学大学院思修館教授。東京大学理学部物理学科卒業。同大学院理学系研究科物理学専攻修士修了、理学博士(東京大学)。NTT基礎研究所主幹研究員、フランスIMRA Europe招聘研究員、21世紀政策研究所研究主幹、同志社大学教授、英国ケンブリッジ大学クレアホール客員フェローなどを経て、2014年より現職。3社のベンチャー企業を創業。
 著書に『イノベーションはなぜ途絶えたか-科学立国日本の危機』(ちくま新書 2016年)、『物理学者の墓を訪ねる-ひらめきの秘密を求めて』(日経BP 2017年)、『イノベーション政策の科学-SBIRの評価と未来産業の創造』(共著、東大出版会 2015年)、『死ぬまでに学びたい5つの物理学』(筑摩選書、2014年)、『イノベーション 破壊と共鳴』(NTT出版、2006年)など。