書籍紹介

台湾有事と日本の危機

台湾有事と日本の危機

峯村 健司 著
出版社 PHP研究所
ISBN 978-4-569-85653-7
価格 本体1,080円+税
発行 2024年02月初版

峯村 健司

峯村 健司

Kenji Minemura

主任研究員

[研究分野]
外交・安全保障

概要

台湾有事の焦点は、アメリカ大統領選挙にある。「第2次トランプ政権」が中国に対して強硬になっても緊張緩和に向かっても、台湾をめぐる現状は崩れ、日本は厳しい情勢に追い込まれる。

2024年の「選挙イヤー」は、国際秩序を激変させるだろう。中でも第二次世界大戦後、80年近くにわたり奇跡的に平和を享受してきた日本が、最大の被害国になりかねない。その最大の引き金が、台湾有事なのだ。

一切の楽観を排し、軍事マニアの戦争ゲームとも一線を画した、徹頭徹尾「習近平の目線」による驚異のシミュレーション。

目次

序章 台湾有事はもう始まっている
 ――最重要ターゲットは日本

第1章 「台湾統一」は習近平の「宿命」
 ――衝撃の有事シナリオ

第2章 中国はどのように台湾併合を目論んでいるのか
 ――習近平の″戦略ブレーン″が考える「新型統一戦争」をシミュレーション

第3章 先鋭化する米中対立
 ――東アジアの″火薬庫″はいつ爆発してもおかしくない

第4章 台湾有事で巻き込まれる日本
 ――次々と浮かび上がる日本の課題

第5章 習近平の「情報戦」に立ち向かえ
 ――周回遅れの日本